放課後バトルフィールド 第1巻 感想


あのIS〜インフィニット・ストラトス〜の弓弦イズル先生が昔、女編集者にこき下ろされたという作品をどういうわけか講談社から出版、というわけで購入。
MF文庫での経緯は載ってなかったけど、自身を問題児と称しちゃってる辺りがもうガチで問題児である。

  • 本編

『やっと序盤の見せ場か〜』
と思ったら残りページがほとんど無くて焦ったw
展開的にもラノベ型起承転結の半分くらいで終わった印象。
そんなにラノベ読んでるわけではないけど、最近こういうのが多くて続きが全然気にならなくて損した気分になることが多い。
で、肝心の内容としてはサバゲーの紹介と『リアルのガチサバゲーはつまらんからこういうのがいい!』みたいな妄想をごった煮にしたような内容だった。
まだ明かされていない設定が有りそうだったけど、大して面白い展開に繋がる気もしないし、何より最後の見せ場の
“主人公がヒロインのピンチを救ってるんだから見せ場、なんだよね…?”
という捻りの無さと肩透かし感は今までで一番のものだった。
また、ヒロイン達も立ち位置や特徴自体は悪くないものの、主人公にデレる経緯が見えない上にデレ方がワンパターンのテンプレすぎて個性が即死していた。
あとはもうパロディとパンチラと女に慣れてる鈍感ラッキースケベ料理上手主人公を出しときゃいいんだろ的なISアニメヒットのせいで勘違いしたっぽい流行遅れの投げやりさが透けて見えるような地の文が全面に渡っており、変な鳥肌が止まらないまま読了してしまった。
…でも、アニメで銃の描写やヒロインの可愛さを全面に押し出せばそこそこ面白くなりそうな題材ではあったと思うよ?