『中二病でも恋がしたい!』先行上映会感想(ネタバレ込み)

原作を読んでドヤ顔感想を書いた後の本放送は引き続き退屈な答え合わせに終始するか、あえて予習しないで情報不足のままもしかすると勘違いな感想を晒しながらも本放送は先を楽しみに見るか、の選択で悩んだ結果、前知識無しで参加。

  • 入場

入場特典のクリアファイルを貰って最前列へ。
イベントは第1話上映→キャストのトークイベント→第2話上映→プレゼント抽選会の順番。

  • 本編

PV から
『イタい自分内厨二設定だと思ってたらガチだった』
みたいなのを予想してたけど、先行上映分を見て、特別ゲストの石原監督のコメントを聞く限りは
『元・中二病の男の子と現・中二病の女の子のラブコメ
というベースで後半はシリアスもあったりしつつ話が進んでいくようだ。

  • 第1話「邂逅の…邪王真眼」

上記の二人が出会うこのお話、当然、中二病描写がたらふくあるので恥ずかしくて嫌な汗をかくと同時に周りからのひんしゅくを買わないかどうかヒヤヒヤしたものだが、後者に関しては生活に支障が無い程度に秘密が守られるようだ。
主人公は元・中二病由来のぼっちなのに普通に気遣いと優しさを発揮していて、現・中二病な上に各種スペックが残念な六花をなんとかかんとかフォローしていることに好感が持てた。
また、六花は中二属性の徹底がまだ少し甘い、あどけないどじっ子ということで、世間に氾濫するイタい人とは少し違って、ちょっとしたきっかけで常人に戻りそうなキャラ。
電車のドアが開く前に“ふんっ!”みたいな構えをしたら開いた、みたいなことでドヤ顔しちゃうそんな彼女が実にかわいらしく思えた。
ドタバタとフォローしている内にラブコメしつつ六花が傷付かないまま中二病を卒業できるかどうか、だな。
そうもいかないんだろうけど。
また、優等生ちゃんともフラグ立ってるのが楽しみでならない。

  • 第2話「旋律の…聖調理人(プリーステス)」

漢字はこれで合ってた、はず。
ともあれ第2話は前回出てきた委員長と新キャラの先輩と交流する話。
委員長は出会いのシチュエーションやキャラ設定からも分かるように主人公への好感度高めで、キャストの赤崎千夏さんによれば“実は…?”という主人公と同じ境遇っぽい辺りやCVからやすな@キルミーベイベーを想像してたのとは全然違う清楚ボイスだったのでかなりツボった。
実はオリキャラらしい先輩は枕とかを持ち歩いているキャラ設定ではあったものの、その辺はおくびにも出さずにおっとりとしていて中二病の秘密を共有するくらいのものだった。
ストーリーとしてもネコを飼う/飼わないを巡って絶対強者である六花・姉とのドタバタで、中二妄想描写も現実とのギャップが六花のかわいらしさを引き立てていて実にナイスだったw
最初の2話を見た感じだと、“主人公に出会う、即、体を開く”という今期のラノベアニメにやたらと顕著な傾向がせいぜい“最初から好感度高い”というエロゲ程度におさえられていて個人的には好ましい。
上映版の主題歌と本放送の主題歌が違うらしいという辺りも含めて安定して楽しめる作品になりそうだ。

  • キャストイベント

内田真礼さん、赤崎千夏さん、朝倉杏美さん、上坂すみれさんの女性陣に加えて特別ゲストに福山潤さんと石原立也監督。
何気に初イベントらしい。
その割には黒歴史暴露されたり、クイーン・オブ・中二決定戦で黒歴史を量産する女性陣がひたすら愉快なイベントだったw
特に登場時の厨二アナウンスで会場を盛り上げた後には安定した司会進行をこなした福山潤さんGJw
石原監督の厨二エピソードもなかなか味があったw

  • MOVIX京都の対応

一時間前くらいから開場出来るんならともかく、会場設営に時間かかる上に狭いんならあらかじめロープ等で区切っておくべきだったんじゃ?
責任者みたいな人にその辺聞いてみたりしたけど、段取り不足感がすごかった。