2013年冬アニメ感想総括

いつもの企画がまだみたいだけどまとめたので。
タイトルはところどころ省略版。

  • ベスト男性声優:該当無し

演技がショボかったとかではないし、目立ってた方もいたんだけど、ハマれたかと言われれば“NO”であった。

愛ちゃん大勝利、を始めとしてメインで人気めのキャラでの出演が多かった。

曲・映像共に前向きながらも切ない雰囲気がよく出てる。
本編とのリンクについては知らんw

EDで聴くとレトロゲームな映像とピコピコ音が相まった電波ソングに思えるギリギリ最強あいまいみー、CD音源でフルに聴くとギターソロの存在によって“常にかき鳴らされているギター”に意識を向けさせられてメタル曲に思えてくるのが興味深い。

  • ベストキャラクター:ルル姉@DC3

18禁版の販促として最高のキャラだった!
終盤は空気だったけどw

ストーリー:3
キャラ:4
画:3
演出:4
音楽:4
総合:4

合計点:22

かなり昔の作品だというのに新鮮な驚きに満ちた作品だった。
昔の作品らしい容赦の無さも逆に楽しめた。
もっと早くこの作品に出会っていれば…というのは
『何も考えずに字を追うだけだった昔の自分がこれを読んで楽しめるのか?』
ってのがあるので、やっぱりこのタイミングで正解だったろうと思う。

ストーリー:4
キャラ:3
画:2
演出:3
音楽:3
総合:3

合計点:18

たまにはこういうのもアリかも、程度。
パッと見では内容的な矛盾も見受けられず、少々グロくても見やすかったのは見やすかった。
原作がしっかり完結してるから〆もキレイだった。

  • アムネシア

ストーリー:2
キャラ:2
画:3
演出:3
音楽:3
総合:2

合計点:15

記憶喪失状態でミステリー&ホラーな中、手探りで進んでいくという掴みは良かったけど、似たような男性陣と恋人状態ループがダラダラと続いて停滞した上、意味深な描写が伏線として活かされないまま終わってしまったのは残念。

  • DC3

ストーリー:2
キャラ:4
画:2
演出:3
音楽:3
総合:3

合計点:17

巨乳キャラ多めでハーレムラブコメという構成が気に入った!
初音島の謎とかどうでもいいので終盤は流し見だったw

  • 浪漫

ストーリー:3
キャラ:3
画:3
演出:4
音楽:3
総合:3

合計点:19

突飛な設定を時代劇風味にしっかりまとめきった良作。
また、細かい動きにまで気を配った絵作りも好感が持てた。

  • マギ

ストーリー:2
キャラ:3
画:3
演出:3
音楽:3
総合:2

合計点:16

大半が内輪揉めしてて冒険要素が最初と最後だけだったのがもう残念で…。

ストーリー:3
キャラ:3
画:4
演出:4
音楽:4
総合:4

合計点:22

ヒロシを中心とした腐女子向けなキャラメイクに拒否反応が出るものの、掛け合いにキレがあるので話が始まれば気にならなかった。
とはいえヒロシが女の子だったなら…と思わないでもない。

  • 俺修羅

ストーリー:3
キャラ:3
画:3
演出:3
音楽:4
総合:3

合計点:19

愛衣ちゃん大勝利!からの後半の巻き返しでここまで持ち直した印象。
後半だけなら音楽以外の部分で+1ずつしててもいいくらいだ。
つまりその分前半は…であるがw
どうして前半はあんなにヘタクソな作りになっちゃってたんだろうな…?

ストーリー:3
キャラ:4
画:3
演出:3
音楽:3
総合:2

合計点:18

サブキャラ含めてキャラが立っていたので掛け合いは最初から最後まで楽しめた。
しかし『絵本を通じて世界中に行ける』って設定が都合良く無視されていたり、みゆき達の落ち込み→復活の流れが終盤に似たような内容で繰り返されて『何も学習していない…』ってなったり、ラスボスが単なるパワーの塊なせいで倒してもあんまり爽快感無かったり、といった点で引っかかったのは残念。
こういうポイントって普通に回避できそうなもんだけど…。

ストーリー:2
キャラ:1
画:3
演出:2
音楽:3
総合:2

合計点:13

才能ある人が現実離れしていたり年長者の指摘がやけにリアルなのはいいんだけど、肝心の主人公のアイデアが結実するまでの過程がスカスカで肩透かし。
設定全般が作者の手に余っているようにしか見えなかった。
主人公がキーキーわめいている間に物事が都合良く転んで解決しちゃってるっていうのも盛り上がらん。
ワナビによる『ぼくのかんがえたせいしゅんさくせすすとーりー』”って以外の評価が出てこない。

ストーリー:3
キャラ:4
画:2
演出:3
音楽:3
総合:2

合計点:17

まさに“理科・オン・ステージ”な部分の原作をアニメ化した再現度は高かったのに、一番気合を入れなきゃいけない作画がひどすぎた。
体のパーツがおかしいだけじゃなくて小鷹の髪のグラデーションは何だありゃ。
この作品は変に動かすよりも作画最優先、って誰でも分かることだと思うんだけどな…。
終盤はそこそこ持ち直して大事な所を台無しにされずに済んで良かったのは救いか。

  • まおゆう

ストーリー:2
キャラ:2
画:3
演出:3
音楽:3
総合:2

合計点:15

着眼点は良い。
でもラブコメは中途半端、近現代社会的実践は描写&説明不足、バトルを大幅にカット、おまけに総集編入り、と残念要素たっぷり。

ストーリー:1
キャラ:2
画:3
演出:2
音楽:3
総合:2

合計点:13

冒険するでもなくしょーもないキャラが増えてヌルいやり取りばっかり。
しかも何週も同じ場所から動かないときたもんだ。
30分アニメにしてどんどん場所を切り替えていっていたらまだ見られるものになったのかもしれない。

ストーリー:3
キャラ:3
画:4
演出:3
音楽:3
総合:4

合計点:21

5分アニメの枠の中にしっかりとエピソードを収めつつ、山登りだけじゃなくて人間関係についても着実に足元を固めていく展開は好感が持てた。
5分アニメって“ちょっと豪華なCM”くらいの認識だったけど、この作品を見てたら原作に合わせて放送時間を決めるってのもアリだと思えた。

  • まんがーる

ストーリー:2
キャラ:2
画:3
演出:2
音楽:3
総合:2

合計点:14

リアルな業界ネタを仕事向きじゃないキャラに盛り込もうとしすぎていてどっちつかずになっていた。
せっかく雑誌から映像ソフトまでを一手に引き受けるアーススターが作っているんだからもっと情報を盛り込んだ横展開ができたはず…というのも惜しいポイント。

  • 問題児たちが異世界から〜

ストーリー:3
キャラ:2
画:2
演出:2
音楽:3
総合:2

合計点:14

設定は大仰だけど、結局は“頑張ればクリアできそうな課題が行儀良くやって来てくれる”という流れで特にハラハラもせず、しかもメインキャラ達が達観モードなので掛け合いも退屈。
肝心の駆け引きも隠し球の出し合いで、女性二人はともかく主人公の馬鹿(?)のワン
パターンさにはガッカリ。
声優さんの演技も微妙だったけど、それ以前の問題。

ストーリー:1
キャラ:2
画:2
演出:2
音楽:3
総合:2

合計点:12

電波だのカオスだのと言うよりはやっつけ感の方が強かった。
また、意味が分からない作品でも長いこと見てればそれなりに楽しめるようになる、ということすら無かった。

ストーリー:3
キャラ:3
画:4
演出:3
音楽:3
総合:2

合計点:18

女性向けのガンガン系ファンタジーの典型。
といってもそれらに付きものの不思議パワーに魔術(科学)を採用したことによって設定の辻褄が合わせやすくなったのか、だいぶ見やすくなっていた。
でも前半は意味深言動&後出し説明を幾重にも重ねていくオサレ展開に無駄に振り回されて疲れたので−1。

ストーリー:3
キャラ:3
画:2
演出:4
音楽:3
総合:2

合計点:17

オリジナル混じりではあったけど筋書き自体は悪くなく、原作愛を随所に感じる構成。
しかもスルーして終わりがちな設定を演出に活かしていたのは見事だっただけに、キャラデザ&ギャグの古臭さがかなり残念。
この土台で楽しませようとしたら最終話一つ手前の話くらいの動きをさせなきゃダメなのでコスパ悪い、ってのが分かっただけでも収穫か。

ストーリー:3
キャラ:4
画:4
演出:4
音楽:5
総合:2

合計点:22

第1話での劇中劇調な〆を見た時にはどうなるかと思ったけど、第2話以降は全員に出番を作りながらひたすら前向きに青春していて、視聴後の爽やかさは今まで見た中でもトップクラス……だったのに終盤に失速。
ほのかの暴走ネタ自体は必須だったと思うけど、それをラスト3話使って延々と引っ張ってしまうのはいただけない。
こういう重い展開の是非って話はあるけど、ラスト3話を見た後に曲の歌詞や第10話の合宿回を見たら否応無しに『非!!』だわ。
無観客ライブや生徒会長加入のくだりみたいにシリアスを織り交ぜながらもトーンダウンさせずに描くこと自体は可能だったはずだし、最終話の駆け足っぷりも雑と言わざるを得ず、ただただ勿体無い。
あと、ダンスのCGパートが使用頻度の割に微妙だったのも残念。

  • ぷちます

ストーリー:1
キャラ:2
画:3
演出:3
音楽:3
総合:2

合計点:14

ぷちのキャラ付けとアイドルのキャラのブレ具合がいかにも二次創作という感じで受け付けず。
キャラデザ自体は良かったんだけど…。

ストーリー:3
キャラ:3
画:4
演出:3
音楽:2
総合:3

合計点:18

最近流行りの俺TUEEEE作品における“どうせおいしいとこ取りしかウケない”というポイントを、ユルいハーレム描写のおいしいとこ取りで描くというやり方に変換するのは実に冴えたやり口である。
それだけに(原作にあるかどうかは置いといて)キョロの入部&ヒロインズとの出会いが端折られていたのはもったいない…。
本作とおにあいでそういうのはNGなんだと学習してもらえれば嬉しいんだけど…。
あと、OPと下野紘さんの俺マンと女装がゼツボー的に残念だった。
この手の素人声アイドルOPは聞くに堪えないから声優陣に歌わせろよってのはいつも言っていることだし、この手の下野さんの声は個人的に無理。

ストーリー:3
キャラ:2
画:5
演出:3
音楽:3
総合:2

合計点:18

生活感たっぷり、掛け合いもオリジナリティあって面白い、と目立った落ち度は無い。
でも先が全然気にならないという…。
見始めれば一気に見れるんだけど、なかなか再生ボタンを押すまでに至らない、みたいな。
こうなることを承知で作ったんだろうとは思うし、決してつまらなくはないから点数的にはこんなもん。

ただ、DD勢やアニメキャラガチ恋勢の反応を見ても、たまこまはキャラ毎の媚び(≠萌え)を廃したキャラ作りで自由にいろんな形の人間関係を展開させることには成功したのではないかと思う。
そこで未だに
京アニ萌えデザインのヒロインなのに男をカップリングしてしまうとは意地が悪い』
と批判する連中はたまこまにけいおん!の再来を幻視して勝手に裏切られた気になっているだけだろう。
そういう未練がましさのせいで本作まで
京アニのオリジナルはやっぱりクソ』
とまで貶されてしまうのは勿体無い。

  • 兵部京介UNLIMITED

ストーリー:3
キャラ:3
画:4
演出:4
音楽:3
総合:4

合計点:21

キービジュアルを見た時はガッカリだったけど、超能力バトルのクオリティはハンパないわ、兵部の厨二っぷりは心地良いわ、ユウギリちゃん可愛いわで一気にハマッてしまった。
原作では明かされていない(というか元々無い?)設定を大盤振る舞いして原作ではかなりダルかった過去編を消化していたのもお見事。

ストーリー:2
キャラ:3
画:4
演出:4
音楽:3
総合:3

合計点:19

ノリも一期と変わらない、CGもパワーアップ、仕掛けも有り、というわけでなかなか上出来。
グダグダなのは一期で慣れたのか意外と平気だった。

ストーリー:2
キャラ:2
画:3
演出:3
音楽:3
総合:3

合計点:16

琴浦さんくらいの能があれば幼少期や家庭内はともかく学校では普通に立ち回れてただろ…という違和感が常に付きまとう作品だった。
潜在的な破滅願望持ちなのでは…と考えるとしっくり来る部分もあるけど、自傷ネタが無いのは引っかかる。
受け手の同情を引こうとするこの手の作品全般について言えることなのかもしれないけど、話として成立させるための後付け部分にインパクトを持たせすぎてバランス崩してる感がある。
第1話のアイデアは悪くなかったんだけどな…。

  • 大阪おかん

ストーリー:1
キャラ:2
画:2
演出:2
音楽:3
総合:2

合計点:12

打率3割くらいで共感できるネタがあったというくらい。
井口裕香さんのキャラがいなけりゃもう1点低かった。

ストーリー:3
キャラ:3
画:3
演出:3
音楽:4
総合:2

合計点:18

キャラを印象付ける上で大切な滑り出しの部分を超ダイジェストにしてしまったためにだいぶ冷めてしまった。
最後のエピソードを削って序盤をコミカライズ程度の密度でやってれば良かったんじゃないのか、と。

ストーリー:3
キャラ:3
画:2
演出:3
音楽:4
総合:4

合計点:19

2クール毎回ダレずに楽しめた。
序盤のツッコミどころを後半のどんでん返しに使うって作りは面白かったけど、朱ちゃんがどんどん賢くなりすぎているのは不可解だったし、せいぜい“小説の第1巻が終わりました”程度な終わり方が物足りない。
ただ、小難しい言葉を使っているようでいてもキャラの意図を把握しやすかったのは評価できる。

ストーリー:2
キャラ:3
画:4
演出:2
音楽:3
総合:2

合計点:16

日常パートと戦闘パートの配分や繋ぎが下手だとこんなに見づらいものなのか、というのが新鮮ではあった。
最終話なんてあらすじだけ見ればマトモなのに説明抜きの新設定連発でケタケタ笑いながら見てたw
ただ、こういう台詞回し自体は他でも見かけないこともないので、音響が悪いとかあるのかもしれない。
こんな風に失敗の真因を考察していくと興味深いものが見えてきそうだけど、春アニメが忙しいのでやんないw

ストーリー:3
キャラ:3
画:3
演出:3
音楽:3
総合:3

合計点:18

あれだけのキャラの個性をそれなりに立たせながらもストーリーをまとめきっていた良作。
AKBとかいいながら話題にもならず地味だったけど、AKBメンバーの演技の上達っぷりは驚きだったw
この作品きっかけで声優目指そうとする人が出るのはほんのり応援していきたい。

ストーリー:3
キャラ:3
画:4
演出:3
音楽:3
総合:4

合計点:20

これぞみなみけ、ってネタの数々をきっちり押さえてアニメ化しただけでも価値がある。
保坂の歌が少ししつこかったのが玉にキズ、ということで演出マイナス1w

ストーリー:2
キャラ:3
画:3
演出:3
音楽:4
総合:2

合計点:17

後半が重い話ばっかりで見るのがしんどかった。
不思議要素は世界観の一部なんだろうし、『ヒロインと結ばれてもいないのになんであんなに一生懸命なのか』って辺りは“仲間意識”ってことで納得するとしても、ヒロインとのラブラブ無しに艱難辛苦を連発されるのは×。

ストーリー:4
キャラ:4
画:5
演出:4
音楽:4
総合:5

合計点:26

ストーリーはオーソドックスながら、(放送延期以外は)常に視聴者の期待を裏切らないで最後まで走りきった良作。
無駄に長々と重っ苦しいやり取りを無理に入れる必要は無い、なんて沢山の人が望んでるんだろうになかなか出来ないものである。

  • マギ

ストーリー:2
キャラ:3
画:3
演出:3
音楽:4
総合:2

合計点:17

冒険物、って聞いて期待してて序盤は楽しめてたのにすぐにgdgdに…。
アリババの母国編なんて展開が二転三転する度に『まだ続くの…?』ってうんざりしちゃったもんな…。