別府旅行

余裕のあるうちに国内旅行に…と思ってテキトーに別府の地獄めぐりを選び、ついでに湯布院にも寄ることに。
 
・小倉から湯布院の宿まで(電車&徒歩)
小倉の新幹線まではそうでもなかったけど、この辺から中韓の観光客多し。
今回の旅行に限らず帰省や出張を通して分かったこととして『彼らは基本的に騒がしい』ので、旅の風情とか求める人は諦めるしか無い。ちなみにインバウンドとかいって前面に出してる九州より京都の方がひどい印象。伏見稲荷の鳥居で行列になってる上に自撮りで流れを止めてたりする。
 
……で、速い電車で1時間足らずで自動改札じゃない最寄り駅に着き、徒歩で宿まで移動。
電車からは海岸線が見えていたけど、駅近辺からは海は見えず、ちょっと登るのに骨が折れそうな由布岳がそびえている。宿はその由布岳に向かってしばらく歩く必要があった。
駅前や道中にちょっとした観光ショップが並ぶ通りがあり、その先に宿があるわけだが、宿の近辺は思いっきりさびれた住宅街なので盛り下がることこの上ない。これはつまり宿からの眺めが住宅街しかない場合がありうるということで、私の部屋が正にこれ、正確には至近距離の生垣にガードされつつ隙間から住宅街だけが見える最悪っぷり……orz
ただ、結構高めの宿を取ってあったので、宿の雰囲気は悪くない。部屋についても6畳の部屋×2と内風呂、露天風呂という豪華なものだった。
温泉と食事は可もなく不可もなく。朝食も部屋だったので、朝から和洋折衷多品種少量食べたい派の私としてはちと残念だった。
結論、由布岳が近いのに宿からはほとんど見えないのがひたすら残念な宿(部屋?)だった。湯布院自体も宿というよりは広範囲の散策がメインになる場所のようなので、宿と温泉だけでは楽しみづらそうだった。
 
・別府の地獄巡り
湯布院から別府へ。
宿は電車の駅から遠く、地獄巡りの周辺のようだったので、地獄巡りをしてからチェックインすることにした。
駅から大きく2箇所に分かれている地獄巡りをしながらの徒歩はゆうに数時間かかかる上にところどころ歩道もないので、タクシーやバス推奨。肝心の地獄巡りの方は意外とガチで硫黄の匂いが漂いつつ色もガッツリ付いていて(お湯自体の色は薄いが、堆積物の色は本当に写真通りの鮮やかだった)、硫黄の匂い大好きマンとしては大満足だった。
ちなみに中野に寄って唐揚げを食べる手間を省略しようと宿の近くのからあげ屋さんに入ったら、骨付きのでっかい唐揚げを食わされてここ数年でトップクラスに後悔した…。
以下、個別の感想。
 
・龍巻地獄
最初の地獄。
亀川駅から30分くらい歩いたと思う。
数十分おきに間欠泉が吹き出る。売店で売っている食べ物を食べながら待っている人が多かった。
吹き上がりすぎないようにある程度の高さに石組みの傘(?)が設置してある。
間欠泉を見るエリアは駐車場付きコンビニくらいの面積でかなり狭く、地獄巡りの最初からかなり不安になるものの、いざ吹き出るとその熱や湯気や硫黄の匂い、なにより長時間吹き出るその勢いに驚かされる。上述の傘にもバシバシ当たる。なんなら『機械で噴水みたいなの出してるんじゃないの??w』くらいに思ってたのを良い意味で裏切られた。こんなにワイルドなのがスケジュール通りに吹き出すのだから自然は侮れない。
 
水自体はほんのり赤みがかっている程度で、赤の正体は沈殿物。そう考えるとこの赤さにも納得が行く。とはいえ写真で見るのと同じくらい鮮やかな赤が大きな池全体に広がっているので、なかなか見ごたえがある。
足湯があったり横に水が湧き出ていたりと、水もかなり豊富。地熱だけじゃ成り立たないもんね。
 
泥パックになりそうな灰色の泥がゴポ、ゴポ、という感じで湧き出ていた。
硫黄臭がかなり強かったので、そのまま塗っては駄目なやつだろう、きっと。
そこそこ広い温泉が併設されているので、一休みがてら入ってみるのも良いかもしれない。露天風呂もあるけど景色はいまいちw
 
・海地獄
こちらも写真並みに青い沈殿物。
横から常に勢いよくお湯と湯気が吹き出していて、地獄感マシマシであった。
また、ここも水が豊富なようで、ひろ~~い蓮の池があって地味に見応えあり。
 
 
・白池地獄
熱帯魚の飼育エリア。
水槽の中身が見えない魚もいたけど、ラニア等のドラクエ10の釣りで親しんだ魚を見ることができて意外と充実感あった。
 
・鬼山地獄
白く濁ったお湯がワニの飼育場所に流れている作り。
ガチでデカいワニがいて、食事の時間だとたま~にダイナミックな動きをする。ジャングルでこれに会ったら絶対に食われると確信できる。
 
・かまど地獄
今までの地獄の寄せ集めという感じ。
食事するスペースがあるせいか、一番人が多かったと思う。
 
・地獄巡り総括
飼育エリアに興味があれば後半に、そうでなければ前半に時間を割く感じだろう。
地獄エリア周辺にはほとんど店が無く、地獄には入場料が必要(再入場できない)なので、食事などは地獄の中で済ませる必要がある。周辺の観光地(お城とか?)に足を伸ばすのであればその限りではないけども。
 
 
・別府の宿
宿の方は廊下からは地獄巡り方向を一望、部屋は海方向を一望できる素晴らしい宿で、海方向は夜景もキレイであった。
温泉も大浴場付きでくつろげた。
食事の方は牛肉と海の幸推しだったものの、1つの食材をガッツリ食べたい派なので、物足りず。安っぽく聞こえるかもしれないけどビュッフェ形式の方が個人的に満足度高い。
 
・帰り
最寄り駅までタクシーに乗って帰った。
 
・総括
『同じところに何日もいてもな~』と湯布院・別府二泊三日だったけど、温泉にそこまで長々と浸かっていられるわけでもなく、部屋でスマホいじってる時間が長かったので、部屋での過ごし方や周辺散策の時間配分について考えておく必要がありそうだ。
あと、私は移動中の景色にすぐ飽きてしまうので、電子書籍を買い込んでから行くのがとても有効だった。年末年始のフランス旅行に際しては何作品か買い込んでから行く所存。