機動戦士ガンダムUC episode 4「重力の井戸の底で」 感想

PlayStationStoreで購入。

  • 本編

意外にも大気圏航行ができるガランシェールにしがみついて降下したユニコーンが次に指し示した座標・トリントンへ向けての攻防。
砂漠への降下は初代ガンダムからの伝統とはいえ、砂漠に土着のジオン残党がもがいてるのはやっぱりZZの続編という感が強い。
そんな今回は作中のパイロット曰くところの“動くMS博物館”がデザインのリファインや各機の凝った登場シーン、特徴を生かした立ち回りの妙もあって見応え十分。
シャンブロが扱う大気圏内のリフレクタービットの
“2つのローターで浮遊し、力場でビームを反射&収束させる”
という設定厨歓喜な解釈にもニヤつかざるをえない。
せっかく出てきたブライト・ノア率いるロンド・ベル隊のジェスタの出番は少なかったものの、ジオン無双からのギャプラン改無双にロンド・ベル隊として〆るという熟練度がにじみ出てる活躍で納得のいくものだった。
それにしてもリディはオードリーをいきなり抱きしめるわ、せっかく文字通りのジオンの呪縛から解き放たれたロニを撃ち殺すわ、でどこにも同情や感情移入の余地が無い。
バナージへの嫉妬がどんどん募ってて殺し合い以外で解消しそうにないんだけど、今週のロニへの対応を見るに心の底から救ってくれるのだろう。
とはいえメインキャラ相手だから殺して解決ってわけにもいかないし、というわけで想像も付かないや…。
つかこんな奴よりガランシェール隊を仲間にして欲しいと心底思いつつ、心配してた内山昂輝さんの泣き演技や伊瀬茉莉也さんの声も違和感無く馴染んでいて文句の付けようが無い、そんなエピソードだった。
量産型キュベレイを再調整に利用されたマリーダ駆る黒いユニコーンガンダムバンシィを出して引き、というのもニクい。
次巻はそのバンシィとの対決と、今週何やら強く決意したけど強欲ババアの一派に連れていかれたオードリーの立ち回りがメインになるんだろう。
面倒な説明は今回上手いこと済ませたから次は派手な展開で突っ切ってくれそうだ!