宇宙兄弟 第4話「日々人の隣」

豆知識メインで案外あっさりと二次試験終了。
同期飲み会・初回みたいな雰囲気に胃が痛くなる…。
女医さんの対応はリアルだったら絶対に頭の中で
『空気読めよこの構ってちゃん野郎。ちょっと空気悪くなるだろ、クソが!』
とか考えてる感じだわ…。
それに比べてリーゼントさんの優しさが身にしみる…。
次はNASAのお勉強になりそうなので気になるところ。
ここまで“大人向けの雑誌に載ってる作品”ということで身構えてたけど、主人公は

・非常識すぎる問題行動を起こした直後である本編開始以降、そういった行動とは真逆のシャイな気遣いキャラで通している。
・基本スペックは非常に高いながら周りもスゴいので二番手以降に甘んじている。しかしそんな中で誰にも負けない強みがある。
・自己主張の強い見た目の割にウブで奥手、そんでもって鼻つまみ者だったけど、本編開始以降は周りの人に好かれるようになる。

という感じで、なんのことは無い、年齢以外はそこらの萌え系ラノベの主人公じゃないかw
あのビジュアルでウブ&奥手なのが正直気持ち悪いのも“主人公の親しみやすい一面”、
『下ネタを出したら問答無用で笑わないといけない』みたいなのを繰り返すのも“お約束”、
ストパン見に行った時にやってた実写映画の宣伝で食らったネタバレを“燃え展開”、
なんだと考えりゃ構造的にも萌え系ラノベと大した違いは無さそう。
そりゃあ理解力が子供の頃から大して変わらずに歳だけ食った大多数をターゲットにするんだったら売り方にそうそう違いがあるわけ無いわなw
そのおかげか知らんけど舞台設定からキャラの心理描写までを簡略化してあって、いちいち解説入れても長ったらしくないようにしてあるので、一通りの感想に誘導している感は引っかかるものの、ぼんやり見てても諸々を理解できるのは気楽で良い。
加えて以前、主人公の魅力は包容力*1だと仰る原作既読っぽい方がおられたので、例えば主人公が弟を馬鹿にされても今度は怒りをぐっと堪えて軽い口調でやり込める、といった自分の中のどうしても許せない一線を踏み越えられてしまうような強いストレスを克己するような場面を楽しみにしてもいいだろう。
包容力とは真逆の最上級に分別の無い問題行動を、絆や思いやりやバイタリティの表現もしくはギャグとしてのみ使うほど愚かしくはないだろうから期待大だわw

*1:ここでは“過ちや欠点なども含め、相手のさまざまな点を受け入れることができる心の広さのこと”だと解釈しておく。