君と僕。2 第13話(最終話)「へそと凛」

幼稚園回想やってまで春が色ボケしてたのは意味不明なまま、進路についてあれこれ考える話。
茶道体験中の金髪がウザすぎてデリートしたいのはともかく、メガネまでそれに引っ張られているのには違和感あった。
受験勉強を意識しすぎていた所で茶道の心に触れて少し立ち止まって周りを見渡してみる、みたいな描写でも入れて話に広がりを持たせるかと思ったのに。
つくづく担当回メンバー以外は掘り下げられない作品だ。
ただ“受験前に将来のことをかっちり決めてた大人とそうでない大人を出す”という何気に珍しい視野の広げ方をさせることでそこそこ現実味は出てた。
結局『そんなに焦って将来を決めなくていいんだ』と分かっただけで具体的な結論には結び付いていないために最終回“っぽい”雰囲気が出ていた程度とはいえ、本作のファンタジー加減からすると意外。
いや、むしろ現実寄りの設定で将来の進路を描きたいんなら自由度の低い高校生活ってのはどうしても無理が出るから、これでも最大限描けていたと言える。

  • 総括

今期も引き続きゆるほもだった。
キャラが都合良くブレるのも相変わらず。
萌え豚として女の子ならこのご都合主義を許容できても、野郎同士でかわいらしく振舞っているのは耐え難いものがある。
男が女に媚びている乙女ゲーは平気なのに本作は不快に感じる原因はこの辺りにあるのだろうな、きっと。
とはいえここまでやったんなら卒業まで見てみたいけど、メガネとメリーのラブコメ2つ分を消化しないんなら別にいいや感もある。