魔法少女リリカルなのは The MOVIE 2nd A's 感想(ネタバレ込み)

リピートポイント目当てで同一時間帯のチケットを複数枚買ってる人がポイントじゃなくてポイントカードを複数枚もらっててワロタww
利益よりモラルを重んじる姿勢は好ましい。

  • 本編

魔法少女リリカルなのは”という作品を一躍有名作品に押し上げたシリーズ二作目のリメイク。
テレビ版第1話上映会の感想で一期の燃えバトル要素を生かした作りになってると一部でこっそり言及されてたので楽しみにしてたら、第1話放映後に爆発的に話題になって驚いたのが実に懐かしい。
で、そのテレビ版と違うのは以下の点。(※一期みたいなデザイン変更は除く)

1.ヴォルケンリッターとの緒戦がなのはとフェイトの再会後に変更
2.仮面の騎士削除とそれに伴う異世界バトルカット
3.なのは達の正体バレがED のカットのみになり、それに伴い闇の書のSLBカット
4.エピローグ増量

兎にも角にも1.の変更、ヴィータの強襲でなのはが窮地に陥ったのに助けに来られる人が誰もいない状況からのフェイトちゃん増援と『友達だ…!』がアツかったのに残念すぎる…orz
元々テレビ版で
『あんな事が出来るんなら、空間転移を絡めた戦法でパワーバランスをひっくり返せるだろ』
と無理があった部分なんだけど、そういう所はご都合主義でもいいじゃない!
他の改変は“時間内に収める”ということを意図したようなもので、今回の事件の原因であり三期ではなのフェイと肩を並べるレベルになるはやてに焦点を当て直していたのが印象的だった。
1stの時もそうだったけど、なのはの周りだけではなく、これだけの大事件を引き起こしてしまうだけのものを抱えた人達のドラマを少し掘り下げるだけでも世界観の深みが出せてかなり見応えが出る。
おかげでほぼテレビ版と同じストーリーだったのに後半は終始涙腺がヤバかったw
そして恒例というか当然というかバトルシーンもとんでもないことになっていた。
世間では見せ場を全てPVで流しきってしまうのに対して、本作はPVの時間が少なすぎてそれができないくらい見せ場が多い、ってのは1stと変わらず、“ベルカ式作画”なんて言葉が生まれた戦闘シーンのスピード感はそのままにテレビ版の見せ場をアレンジしながら作画を崩さずに描ききってたのは驚嘆に値する。
特に最後の総攻撃は
『劇場版1stの時点でテレビ版三期のSLBを上回っちゃってる感あるんだけど大丈夫?』
という不安を軽く覆してくれる超美麗・ド迫力の大技連発で、ある意味(地球が)大丈夫じゃなかったのではないかというレベルで安心しながらも超昂ってた!
これだけの正に“圧倒的”な映像を見れば、設定だけで『これだけ最強』といくら語ったって鼻で笑えちゃうよw

  • 総括

これならDOG DAYS二期も期待できそうだね(しろめ)
…というのは冗談としても、訓練や2クール放送で間延びしてしまった感のある三期をどう描いていくのか今から期待できる内容だったのは間違いない。
前後編になってもそれはそれで良し!
…あと水樹奈々さんの主題歌が相変わらずスタッフロールのBGMだった。
何度も言ってるけど、そういう起用するんなら肩透かし・空回り以外の何物でもないから使わないで欲しい。
作品タイトルが出るシーンのバックに流すだけで十分魅力的な演出になると思うのになんでそうしないのかな?