ここ最近のハーレムアニメについて思うこと

やたらとハーレムやらラブコメやらが多い夏アニメを見てたら

こちらを好きかどうか分からないけど恋人にしたい相手と交流を深めていくことによって実は向こうもこっちを好きであったり好きになってくれたりする。

みたいなマンガやラノベ原作のアニメが最近少なすぎることに気付いた。*1
相手がチョロいのはともかくとしても
“主人公の好意の在処が分からない”
若しくは
“誰にでも等しくドギマギしておきながらその人を選んだ理由に共感しがたい”
ということが多くて、最近は“ラブコメ原作=ハズレ”という図式が私の中で成り立ってしまっている。
エロゲやギャルゲー原作のアニメはオムニバス形式ならばその辺のポイントをクリアしているのでちゃんと(というのも変な話だが)恋愛への渇望が潤うから、決してその手のジャンルに飽きたという事ではない。
懐古厨、と言われればそうなのかもしれないが、人の心の動きを段階的に押さえていくという基本というか大前提がおろそかになっていてしょっちゅう引っ掛かりを覚えたりオチに納得行かなかったりする作品が多いのは事実。
“消費速度が早すぎるから”
という理由にしたってアマガミヨスガノソラみたいにキュン死するツボを押さえた作品を見れば
“儲からなくて粗製濫造になっているのは作りが甘すぎるから”
と言えるだろう。
作り手の能力的にも金銭的にも決して難しいことを言っているわけではないし世間のニーズと外れたことを言っているわけではないと思うのに、どうしてなかなか実現できないのだろう?

*1:そう言ってる矢先で今期のノイタミナもやしもん夏雪ランデブーはまさにそういう作品であるが…。