TARI TARI 第7話「空回ったり見失ったり」

冒頭の発声練習、さすがあやひーww

  • 本編

声楽部で将来を見据えて活動している、なんていうお高いようでいて世間知らずで潰しが利かなそうな声楽部様を鼻で笑いつつ、それぞれの進路の話。
中でも流鏑馬のための弓道&乗馬設定みたいな紗羽の“騎手になりたい”という夢と現実とのギャップを掘り下げていた。
先週の家族思いで真摯な物腰の和奏パパと違って支配欲の権化である紗羽パパを絡めることで先週とは違った緊張感を出せている。
その元凶であるこの紗羽パパの物分かりの悪さ、実は単に頭が悪くて自分の感情を押し付けることしかできないだけなんだろうけど、紗羽も紗羽で意固地になって譲らない所へ紗羽ママによる両者への的確なツッコミがあったりしたので、それこそ実は今回も先週と同じく家族での問題解決の芽が見られたのは救いだった。
それに
『“お前は俺の金が無きゃ生きていけない”なんて言う親は老後にそのまんま跳ね返ってくる』
という後ろ暗いツッコミまでも跳ねのけてくれそうな話の持って行き方には舌を巻かざるをえないわ…。
そしてそんな中でも、やりたいことが無くて単にいじられキャラとしてのみ存在しているウィーンが彼なりに悩んでいる描写もあって、彼がこれからどうなっていくのかをちゃんとやってくれそうな辺りにホッとさせられたりもした。
物語の大きな流れとしても学園経営を完全にビジネスとして扱っていて何か企んでいる理事長が出てくることでますます先が気になってくる。