六花の勇者 第1巻

ファンタジー+ミステリー、なんて売り文句、ミステリー要素なんて大抵のラノベに入ってるんだから…。
という先入観を黙らせるくらいの作りで、主人公を含めた誰もが偽物かもしれないと思えて楽しめた。
作者の山形石雄さんを調べてみれば以前アニメ化された戦う司書シリーズの人で、この出来も納得だ。
でも『なんでこんなのを勇者に選んじゃったのさ?』みたいなキャラばっかりで疑心暗鬼が重怠くて、そしてなによりこういう展開の繰り返しになりそうなところにも得心が行ってしまったわけで…。
文字でそれを追いかける元気も無いので、続きは完結してからのアニメ化待ちでいいや…。