やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 原作第4巻 感想


美男美女厳選でリア充全開な夏休みキャンプ!
…のはずなんだけど、ぼっち予備軍なルミルミを含めた小学生共の林間学校の面倒を見ることになってからどうにも雲行きが怪しくなって…というお話。
今までは八幡のぼっち着眼点のお陰で全員ハッピーな解決を見ていたわけだったけども、今巻は雪乃がひねくれた経緯にも関わりそうな葉山もいたせいか、八幡自体は通常営業だったのにモラリストさん達が思わず目を背けてしまうようなオチに…。
でも『お前らこんなこと考えて生きてるんだろ?こうすりゃ心底後腐れなく収まるだろ?』という意味ではほぼ完璧だったと言えるし、ぼっちな私としては薄っぺらい偽善者共がぐうの音も出なかったのが大変痛快であった。
というかむしろルミルミのスタングレネードがもう出来過ぎなくらい救いであったし、そもそもほとんどハーレムメンバーとひねくれ気味にキャッキャウフフしていたので、読後感という意味でも問題は無い。
そして『雪乃がなぜ事故のことを知っていたのか?』という事への答えが与えられつつの雪乃退場についてはやっぱりいつもの通り続きが気になるので、明日も悶々として過ごすことになりそうだ。
…それにしてもなぜぼっち系ラノベには女の子然とした男の子が付き物なんだろうか?ぼっちにとって理想の相手だから?