劇場版 花咲くいろは HOME SWEET HOME 感想

金沢まで行くんなら舞台挨拶込みでないと、と応募したら当たったので行ってみた。

  • 感想

緒花の両親のなれ初めと喜翠荘に次々と振りかかるトラブルを豆じいの業務日誌でリンクさせるという構成。
緒花ママン・皐月の夜逃げとか旅館潰れるとかいう展開との繋がりとか考えなきゃ完璧だったんじゃないか。
背景はクッソキレイだしメインの三人にはストーリー的な見せ場、他のキャラにもオイシイ出番が用意されてて退屈しなかった。
今の自分にでも気付けることに気付いたり、悩みに悩んで答えを出すことを繰り返しながら変わっていく、その小さな積み重ねでいつの間にか“大人”になっていくもの、というモチーフを伏線仕込みながら三者三様、皐月も含めれば四人分、更には本編では語られずに終わった緒花の『輝きたい!』について明示しながら描く手際は見事と言う他無い。
トラブルメーカーで終わると思われた結名の血筋ゆえのセンスを始めとして他のキャラの新しい一面も見られたし、本編で旅館潰したりとかせずにこういう話で最後までやってほしかった、と思わずにはいられなかった…。

  • 舞台挨拶

メインの女性キャスト五人の挨拶というかプチトークショー
作品の世界観が普通に自分のものになっているかのような受け答えは聞いていて心地よかったし、豊崎愛生さんの無茶振りによる小見川千明さんの生ホビロンも聞けたのでわざわざここまで足を運んだ甲斐があったものだ。
かな恵ちゃんの花束にひまわり入ってたのが実にGJ であった。