ハイスコアガール 5巻 感想


女の子が二人とも重くなってるのはさておき、今回心に刺さったのはやはり学生時代の趣味に対する『今やらなきゃいけないのですか?』である。
それを『後からやればいい』と後回しにして、実際に後からやってみても周りの盛り上がりとかまで再現できるわけ無くて虚しくなるだけだ。それに趣味の後追いだなんて少なくとも勉強と同様に生半可なもんじゃない。
それに奇しくもハルオが高校進学で身をもって体験した通り、なんらかの強制が無ければ維持できないような詰め込みでハードルを超えたって、その後も同等の負荷を維持しなきゃならない。それだけのコストを払い続けるか、それともいつか挫折して落ちるかは人それぞれだし、頑張り続けることに楽しみを見出すこともあるだろう。でもその果て、老後に何も残らず老人ホームに放り込まれて呆けるだけだ。その象徴が正にその言葉を言い放った業田先生の姿なんだろう。
この辺は是非ママンやじいやがガツンと言い負かして欲しいですな。
あ、次巻の格ゲー対決はもうフレームとか言い出しちゃってるのであんまり興味無いっすわ。大野がどうなるのかが気になるのみ。