氷菓 BD第1巻 感想
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2012/06/29
- メディア: Blu-ray
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- 本編
古典部のメンバー4人がほろ苦い背景をはらんだ謎を解決していく過程で、少しずつ動きながら立ち位置を固めていく、といった堅実な作りの本作。
映像作品ならではの仕込みやプチ謎解き、引きの上手さでその骨組みを引き立てて次が気になる作りになっているのはさすが京アニ、というかインタビューやコメンタリーから分かる監督の武本康弘さんとシリーズ構成の賀東招二さんと深い読み込みの成せるワザだろう。
(殺人事件が発生したりしないのも地味にホッとしたw)
やっぱストーリー仕立ての原作のアニメ化ではやはり一歩秀でているな。
こういう金も才能もあまり関係無い部分は他の人も見習えばいいのに…。
ただ、この巻に収録されている話、特に第1話は奉太郎の厨二っぷりと地の文の表現の映像化が過剰なので今見返しても少々見づらいのはご愛嬌w
- コメンタリー
上述でもチラッと触れた監督とシリーズ構成のコメンタリー。
gdgd内輪話になるのかと思ったら話に沿って丹念に解説してくれている。
視聴者が気になってた部分はやはり難産だったり、そんなに気にしてなかった部分もすごくこだわってたりしててなかなか新しい視点で見られて楽しい。
- CD
第1話と第2話に絡む幕間劇とサントラ、そしてラジオの抜粋。
若干はっちゃけ気味のifドラマで
える「私、気にしません!」
が決め台詞になってるのが愉快すぎるww